しばらく使って感じたGridsomeの弱点
Vue.jsベースの静的サイトジェネレータ・Gridsomeをしばらく使ってみたので、Gridsomeの弱点をまとめました。
公開日:2021年2月2日
Table Of Contentsが自動生成されない
記事ページではSEOにも効果的なTable Of Contents(TOC)が、公式プラグインの「@gridsome/source-filesystem」では自動で生成されません。
vue-remarkなどを使って出来ないことも無いようですが、静的サイトジェネレータでは自動生成されるのが当たり前なところもあるので、若干残念ですね。
ブログ的な機能は少ない
次の記事、前の記事的なブロックや、新着一覧ページ、同じカテゴリのページ一覧など、普通のブログならあるであろう基本的な機能がほぼありません。
HUGOなどはWordPressの代替という感じですが、Gridsomeの場合は、ブログなどを作るというよりかは、本当にVue.jsを静的に出力するフレームワークという感じです。
ビルド時間は長め
HUGOだと数記事なら0.5秒くらいでビルドしますが、Gridsomeは10倍くらいの時間がかかります。
数記事のサイトなら気になりませんが、100記事を超える場合や、APIからデータを動的に取り込んで静的ファイルに変換するようなサイトの場合、外部CI/CDを使っているとQuotaを消費するので注意が必要ですね。
情報が少ない
日本語の情報はもちろんですが、Gatsby.jsやHUGOに比べて海外のページでも情報がかなり少ないです。
まだ出たての静的サイトジェネレータなので仕方ない部分もありますが、もう少し事例とかが出てくれないとカスタマイズが常にトライ&エラーになるので時間がかかります。
ドキュメントがあと一歩
Gridsomeのドキュメントは充実していう方だと思います。英語しかないのは問題ないとしても、GraphQLに関する知識がないと意味不明だったり、
Gridsomeは基本的には設定ファイルで指定して使うのですが、プラグインの説明がプラグイン作成者のREADMEだけだったり、「使ってみて色々探ってね」感が若干あります。まあ、ここはVue.jsやHUGOもその傾向がありますけどね。
HUGOとかだとユーザー数が多いので、フォーラムとかから情報が得られるのですが、Gridsomeは情報が少ないのでもう少しドキュメントに実例が欲しいところです。
しばらく使って感じたGridsomeの弱点をみてきました。
かなり使いやすく優秀な静的サイトジェネレータだけに、少々情報が少ないのが残念ですが、少しずつ切り替えて行こうかなと思います。
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