2021年版・定番PHPフレームワークまとめ
2021年現在の定番PHPフレームワークについて調べました。現在のトレンドや、2021年にPHPフレームワークで何かを作る価値があるのかについても見ていきます。
公開日:2022年1月14日
Laravel
ここ数年で一気にPHPフレームワークのNo.1の立ち位置を手に入れたLaravel。Ruby on Railsライクなフレームワークということも人気の秘訣でしょうか。
Railsと同様「設定より規約」なフレームワークですが、ある程度自由度もあって、かつしっかりした規約もあることが特徴です。
Slim
LaravelやCakePHPと比較すると圧倒的に軽量で、基本的にはルーティングとDIくらいしかないフレームワーク。気軽に使えることからここ数年一気に人気を伸ばしています。
軽量でありながら、基本的にはMVC的に使えるので他のフレームワークからの移籍も比較的簡単。イメージ的には、Laravelの軽量版・Lumenを極限までコンパクトにした感じでしょうか。
Symfony
10年ほど前なら、PHPフレームワークならSymfonyと言われるほど圧倒的な存在でしたが、現在は特に日本では人気がかなり少ない模様。
LaravelはSymfonyのライブラリを使っていたりするので、知らずのうちにSymfonyを使っているケースが多そうですが、PHPフレームワークとしての存在感はかなり薄くなっているようです。
Codeigniter
かつては軽量PHPフレームワークといえばCodeigniterでしたが、現在は完全にSlimに食われてしまっている模様。運営元変更によるライセンス騒動などのゴタゴタのうちにシェアを失った形です。
PHPフレームワーク初心者でもとっつきやすいところは健在なので、とりあえずPHPフレームワークを使ってみたいなら、2021年でもアリなフレームワークでしょう。
CakePHP
10年以上前は、日本ではSymfonyとトップ争いをしていたCakePHPですが、現在はLaravelにシェアを奪われてしまっています。Railsの影響を受けた「設定より規約」的なフレームワークですが、学習コストが高く、動作も重いことでユーザーが離れていった感があります。
Googleトレンドで人気を推測してみる
Googleトレンドでみてみると、
- Laravel 71
- Slim 38
- CakePHP 11
- Symfony 3
- Codeigniter 3
という感じで、ここ1年のトレンド的には完全にLaravel圧勝ですね。
2021年にPHPを使い意義はあるのか?
そもそも、2021年現在でPHPを使うのがどうなのか?という意見もあります。
確かに、現在クラウド系で動的プログラムを動作させる場合は、Node.jsやJavaあたりが定番かもしれません。機械学習の人気もあってPythonも人気ですね。Railsの人気が下火になって、Rubyの存在感も少し減って気がします。
そもそも現在は、簡単にAPIが作れたり、DBも含めてサーバーレスで動かす時代なので、旧来のサーバー + DBという構成はやや古い気もしますが、共有レンタルサーバーなどで安く使えるというメリットはあります。
大規模サイトでスケール前提なら、非同期なNode.jsとかが良いですが、規模が小さいならPHP自体はしっかりと進化してますし、Rubyなどと比べても遅くない言語なので、個人的にはアリと思いました。
新着ノート
-
NUXT3
公開日:2023年2月16日
-
NUXT3
公開日:2023年1月30日
新着コード
-
Vue.js
公開日:2022年4月18日
-
Vue.js
公開日:2022年4月13日