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Cloudflare WranglerのV1とV2の両方を使い分ける方法

セルフホストCMS・DiretusをDocker&独自ドメインでサクッと構築する方法をまとめました。

公開日:2022年12月6日

Wrangler V1とV2のアプリには互換性がない場合がある

Wranglerには、従来のV1と新しいV2があります。

それぞれ違うCLIプラグインの扱いになっていて、

@cloudflare/wrangler

wrangler

互換性はありますが、V1で書いたアプリはV2では仕様の変更で書き換えが必要になります。

普通に書き換えてしまえばいいのですが、緊急時などに書き換えが出来ないと困るケースのために、V2をインストールした環境下でV1を使う方法を残しておきます。

Wrangler V2かのチェック

まずはインストールされているWranglerのバージョンをチェックします。まあ、この状況にある方はおそらくV2をインストールしてしまった場合でしょう。

wrangler --version
 ⛅️ wrangler 0.0.0-b7e5510d
----------------------------

上記の場合は、V2です。バージョニングが2.*になっていないので注意です。

下記の場合はV1です。

wrangler --version
👷 ✨  wrangler 1.15.0

違いは、絵文字とバージョンの付け方でしょうか。

Wrangler V2環境下でV1コマンドを使う

グローバルにV2とV1を混在させようとすると無理があるので、プロジェクトごとの個別インストールするのが楽です。

まず、V1で書いたCloudflare Workersプロジェクト下で、

yarn add @cloudflare/wrangler

でプロジェクトにV1 CLIをインストールします。

このまま「wrangler」コマンドを実行するとグローバルにインストールされたV2が呼び出されてしまうので、

npx @cloudflare/wrangler コマンドオプション

を使います。

npx @cloudflare/wrangler dev
npx @cloudflare/wrangler publish
npx @cloudflare/wrangler login

という感じですね。


最新のD1などを使うにはV2が必要ですし、今後はWorkersはV2で書くべきですが、一時的な対処としては使えるかと思います。

:

Author

Koji Kadoma
Member of codit.work

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